発達障害の改善

アトピーやアレルギーがADHDのリスクを大幅に増大させる

アトピーやアレルギーをもつひと

アトピーやアレルギーをもつ3歳未満の子が、大きくなってからADHDなどの発達障害を抱えるリスクが高いことが分かっている報告をみつけたので、書き残しておきます

アトピーやアレルギーがADHDリスクを高める

アトピーやアレルギーのこども

台湾の国民健康保険研究データベースから、1998年〜2008年の間に生まれた、生後1ヶ月〜3歳までの「アトピー」と診断された幼児のその後を追った研究でADHDかどうかを判別するために2011年まで追跡していたようです1)参考:初期のアトピー性皮膚炎とその後注意欠陥または自閉性障害の縦断的関連付け

結論として、アトピーやアレルギーをもつ3歳未満の子どもが、大きくなるとADHDなどの発達障害を抱えるリスクが高い、とのこと

さらにアトピーのほかに

  • アレルギー性鼻炎
  • アレルギー性結膜炎
  • 喘息

がある場合は、よりADHDの発症リスクが高いとの報告も。

アトピーやアレルギーとADHDの関連を疑う研究は多い

アトピーやアレルギーとADHDの関連を疑う研究

台湾の国民健康保険 (国保) プログラムは 1995 年にはじまって、人口の99%以上が加入しているそうなので、信頼性は高いと思われますが、ほかの国でも同じような結果が出ているのか気になって、調べるとアメリカでもアトピーとADHDの関連性を調査した実験がありました

1997〜2013年に渡って、2〜17歳の354,416人のデータを分析し、34,613人の18 歳以上の成人に聞き取り調査をしたようです2)参考:アトピー性皮膚炎と ADHD との関連

こちらの研究でもアトピーが、大人や子供のADHDリスクを増加させる可能性が高いとの報告です

ただ、もどかしいのはアトピーを発症すると、ADHDになるひとが多いっていう結果だけ分かっていて、どうしてそうなるのかが、いまだに不明なまま、ということ

早いうちから抗ヒスタミン薬を飲むことが影響するのではないか、という指摘3)参考:アトピー性皮膚炎の増加の注意欠陥/多動性の症状は、抗ヒスタミン薬の使用の歴史に関連付けられていますもありますが、もっと詳しい調査が要求されるので事実かどうかを判断するのは、難しいところです

アトピーやアレルギーがADHDと関連する理由は「腸」

アトピーやアレルギーに関係する腸

このブログでは何度か、ADHDなど発達障害を抱える子どもの多くに「胃腸」の疾患が多くみられる研究を伝えてきました

「腸」と「発達障害」の深い関係を実験データから分析!先日、発達障害の食事には「腸」が関係していることを伝えましたが、 https://intome.jp/add-meals/ ...

そもそもアレルギーの原因は、清潔すぎる社会が腸内細菌を殺しているから、免疫が落ちているのではないか、指摘されていて、腸が弱い傾向にある発達障害への影響がより大きいのではないか、という見方もあります

日本よりもADHDの研究が早い欧米では、腸を傷つけるグルテンやカゼインを気にする声が年々増えていて、グルテンフリーの市場規模が年を追うごとに大規模になっていることも、興味深いです(日本のラーメンも、アメリカだとグルテンフリーらしい!)

グルテンが脳に影響する図
グルテンフリーを図で理解。ADHDや総合失調症などにも効果ありこんにちは、グルテンフリーで「寝起き」や「脳のモヤモヤ」がマシになった、ぷり子@puriko_adhdです 何度も言ってるけど、本...

グルテンフリーもアトピーもADHDの関連はあるものの、因果関係はいまいち不明、という科学を置いてきぼりにする勢いでグルテンフリーにハマる欧米人を想像すると「人間の体感」が先行しているのかな、という感じです

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References   [ + ]