発達障害の改善

発達障害の原因は何か。遺伝のほかに「父親の高齢」と「母親の肥満」

発達障害の原因は遺伝、胎児の環境などにある

こんにちは、大人になってから発達障害と診断された、ぷり子@puriko_adhdです

発達障害の原因は「遺伝性が高い」ことが知られていますが、「発達障害の遺伝子」のようなものは現時点で、ハッキリと分かっていません

なので遺伝子のハナシを除いた、以下の要因

  1. 「腸の疾患」
  2. 「父親の年齢」
  3. 「母親の妊娠中の糖尿病」

などを探っていきたいと思います。比較的、発達障害の実験が活発なテーマなので、データを参考に、順番にみていきましょう

追記(2018/12/13)↓

発達障害の改善に「低糖質+高タンパク」でよくなる症例がいくつも…発達障害の改善に「低糖質+高タンパク」でよくなる症例がいくつもあるとのこと ハッキリいって、そんな単純なことだったなんて、...

発達障害の原因「腸内環境」

腸にフォーカス

日本よりも発達障害の研究が進んでいる欧米では、比較的関心が高いテーマとして「腸内環境」が挙げられます

その理由は、自閉症スペクトラムを抱える子供のほうが、健常者よりも「胃腸疾患」を抱える割合が高いことを示すデータが多数、報告されているためです(※データは以下の記事に記載)

「腸」と「発達障害」の深い関係を実験データから分析!先日、発達障害の食事には「腸」が関係していることを伝えましたが、 https://intome.jp/add-meals/ ...

そもそも腸は「第二の脳」とまで言われていて、栄養が吸収されて脳に運ばれる前に通過するのが「腸」で、サイクルとしては

食べ物→腸→血液→脳→ふるまい

という感じ。つまり「腸」がうまく機能していないと、脳に必要な栄養素が運ばれず、脳の発達に支障が出ます

たとえば、小麦の「グルテン」が不耐性(うまく消化できない)の場合

  1. グルテンが小腸を傷つける
  2. 小腸が「必要な栄養素」を吸収できなくなる
  3. 栄養素が血液を通って「脳」にいかなくなる
  4. 脳の機能不全が起こる
  5. ふるまいに表れる

という流れ。

ジョコビッチ選手がグルテンフリーをやって「脳の霧が晴れた」と発言しているのが、興味深いです

ジョコビッチおススメの食べ物。グルテンフリーの献立、1日分を知る「ジョコビッチの食べ物が知りたい。ジョコビッチが推奨するグルテンフリーって食べれる物がほとんどない気がするけど?一体、なにを食べてるの?...

 

発達障害の原因は「父親の高齢」説

精子

過去10年間に発表された複数の調査によると、高齢の男性と女性のほうが、若者よりも自閉症児を抱える可能性が高いと報告されています1)出典:自閉症と高齢の親とのつながりははっきりしていますが、なぜかは分かっていない

特に「父親」に関しては、自閉症の研究においてあらゆる報告から一貫した結果がみられます

2006年に行われた最初の厳密な研究では、13万2千人のイスラエルの青年疫学者は多数の家族に関するデータを収集し、異なる年齢の男性が自閉症児をどのくらいの頻度で持つかを計算しました

すると、30代の男性は、自閉症児の発生率が30歳未満の男性の1.6倍であったことが示され、40代の男性は、リスクが6倍に増加しました

それ以来、科学者は、カリフォルニア、デンマーク、スウェーデンで生まれた子供のデータと、570万人の子供たちの国際データを分析していますが、この研究のほとんどすべてが、高齢の父親の子供の間で自閉症の有病率の増加を示しています

留意する点として、ある年齢の後に突然上昇するのではなく、時間の経過とともにリスクが着実に増加することを示しています

スウェーデンの医療記録に基づく2014年の大規模な調査では、45歳以上の父親に生まれた子供の自閉症のリスクは、20代前半の父親よりも約75%高いことが示唆されています

発達障害の原因に父親の年齢が関係することを示すグラフ

ちなみに、年齢が若いひとにも自閉症スペクトラムの子供をもつ可能性が示されています2)参考:自閉症スペクトラム障害につながる軌跡は、父親の年齢によって影響を受ける:「スウェーデン」と「イギリス」の2つの代表的な双子の研究

 

発達障害の原因は母親の「糖尿病」に関係する説

母親の肥満

妊娠中に「糖尿病」や「妊娠中毒症(高血圧)」になるひとは比較的多く、「糖尿病」になりやすい理由として、胎盤からのホルモンが母親のインスリンの作業を妨害している可能性があることが指摘されています3)出典:母親の糖尿病が自閉症につながるリスク

糖尿病にならないように気をつけていた人ですら、糖尿病になってしまった事例があります

そのケースは「双子」で、双子を生む母親は、そうでないひとより約2倍の高さで妊娠中に「糖尿病」になる可能性が増加することが分かっています4)出典:双子を妊娠した女性に妊娠中毒症を発症するリスク

「母親の肥満」と「発達障害」の関係を探る実験は、多数行われています(以下の表を参照)

地域 人数 結果
南カリフォルニア 322,323人の子供 (うち自閉症は3,388人) 「妊娠糖尿病」が26週までに診断された場合、リスクが42%増加する
ボストンのマサチューセッツ州 低所得層の少数民族の2,734人(うち自閉症は102人) 糖尿病の肥満の母親は、自閉症の子どもを持つ可能性が3〜4倍高い
オハイオ州シンシナティ 38,810人の「健常者の子供」、1,533人の「発達遅延を伴う子供」、503人の「自閉症の子供」 肥満または糖尿病をもつ母親は、対照群よりも自閉症の子供をもつ可能性が1.5倍高い(糖尿病と肥満の両方だと、リスクが2倍に)

その他の地域(アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、スウェーデン、エジプトなど)計12の研究を分析しても、糖尿病が「大幅に」赤ちゃんの発達障害のリスクを増加させることが報告されています

出産シーン

なぜ母親の「肥満」や「糖尿病」が発達障害につながるのか、ということについては「ブドウ糖は発達中の胎児の脳を含む多くの組織に有毒である」ことが指摘されており、糖度の高い傷害に対処するために、身体が炎症の原因となる他の物質を放出し、それ自体が潜在的に有害であると主張する研究者もいます

また過剰な体脂肪が糖尿病に伴うこともあり、慢性的な炎症を引き起こす可能性があるという研究者も。

要するに、糖尿病は、子宮内のインスリン、酸素、炎症のレベルに影響を及ぼし、胎児の脳が形成されている環境を変えることが推測されています

ここまで発達障害の原因を伝えてきましたが、発達障害の実験結果に多いのが「データ」では、同一の結果が複数報告されても「なぜそうなるか」という点があいまいなこと。

もっとも脳が「モザイク」のように複雑な構造であることから、全てが推測の域を出ないというか、あいまいになってしまうのは、仕方ないのかもしれません

和歌山県立医大の森川吉博教授らは、注意欠陥多動性障害(ADHD)を合併した自閉症について、特定の遺伝子が大きな原因となっていることを明らかにした

Designed by FreepikDesigned by Brgfx

References   [ + ]