発達障害の改善

ADHDと診断。ストラテラを飲んであった効果4つ【実体験】

薬を飲む前

こんにちは、26歳で発達障害(ADHD)と診断されたぷり子@puriko_adhdです。

診断を受けてから、薬(ストラテラ)をまず、飲んで思ったこと。

フツーのひとって、こんなに頭の中が落ち着いてるんだ!

本当に衝撃的でした。それまでの頭の中の騒がしさは「一体、なんだったのか?」というほどに。

そして薬が、もたらした最大の効果は「どんなに努力しても脳の発達が違っていれば、できないことはできない」という結論にたどりつけたこと。

その結論にたどり着いた経緯を、自分が実感した薬(ストラテラ)の効果と合わせて、この記事で伝えたいと思います。

薬(ストラテラ)の服用を推奨しているわけではありません

ADHDが薬を飲むと、どんな効果が?

薬を飲む前 薬を飲んだ後

出典:『思考ちゃんねる』

以下、薬(ストラテラ)を飲んで、得られた効果です。

  • 先伸ばしがなくなった
  • 闇雲に心配しなくなった
  • 気づける(気が利く?)ようになった
  • 一方的な「おしゃべり」がなくなった

先伸ばしがなくなった

先延ばしが減ったのは「仕事や「家事」のシーンで感じています。

仕事のシーンで先伸ばしが減る

事務の仕事ができなくて困っていた時、ひたすらビジネス書を読み漁りました。

するとどの本にもあった「仕事でミスするひとは、整理整頓ができていない」という記載。

周りを観察すると、確かに仕事ができると評価されているひとは、たいてい整理上手でした。

なので、自分も整理整頓を心がけ始めます。

整理整頓がそんなに大事だなんて!よし、整理整頓の優先度を高くして、もっと意識して、片付けるようにしよう

以下読んだ本です。

  • 仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方
  • 絶対にミスをしない人の脳の習慣
  • 脳が冴える15の習慣
  • すぐやる人に変わる方法

片付けを決意してから、最初のうちは整理整頓していくことで、仕事の能率も上がって調子がよくなるのですが、時間がたつと、また元のぐちゃぐちゃに。

それをみると

はあ、本当にダメだな。自分って

とダメ出しして、余計片付ける気力を無くしていました。

それでもなんどか、片付けるように強制的に意識するようにしてました。

が心配ごとがあったりすると、マイナス思考にとらわれて、なにもする気が起きなくなる。

そんな負の連鎖を繰り返してました。

※「ただの怠け者では?」とよくいわれますがが、ADHDの「先伸ばしクセ」はきちんとした【医学的根拠】も発表されています。

成人期に ADHD 症状によって引き起こされる随伴症状としては,先延ばしや不満耐性の 弱さ,激しい気分変動,動機の低さなどが挙げられる(Weiss & Weiss, 2004:Table 1-3)。出典:金澤 潤一郎「成人期のADHD患者に対する補償方略の獲得をターゲ ットとした心理療法の検討」

闇雲に心配しなくなった

「落ち込んだって仕方ない」というフツーのひとにとっては、当たり前の考え方。この発想がどうしても、長年できませんでした。

ありもしない未来を怖がってばかり

いつも「うじうじぐじぐじしてるね」って言われるのが、本当にツラかったです。

だから気持ちの切り替える方法が載っている本をたくさん、読みました(※先にも述べましたが、私は自分の欠点を本を読んで、治そうと必死になることが多いです)

以下読んだ本です。

  • ポジティブチェンジ
  • 思考の整理学
  • 嫌われる勇気
  • 反応しない練習 あらゆる悩みが消えていく
  • 考えない練習
  • 敏感すぎる自分を好きになる本
  • 心配しすぎなくても大丈夫

「ポジティブになろう!」「マイナス思考じゃダメだ」などなど、たくさん読んで決意します。

それでも、心配とか恐怖は消えません。

自分でも「少し、おかしいのでは?」と思うほどに、ひたすら不安になってばかり。

印象に残っているのは、小学校3〜4年生くらいのとき、母親に不安とか悩みを毎日、相談してばかりしていました

「友達ができない」「クラスに馴染めない」

いま考えても、毎日毎日不安になって悩んで、ひとに相談ばかりしていて、異常でした。

薬を飲んで心配事に、惑わされなくなる

それからずっと不安になる日々を送ってきましたが、薬が効いてからは、ひたすら努力しても治らなかった「すぐ不安になる」クセが消えました。

誤解しないでほしいのですが、飲んで薬(ストラテラ)が効いているときも、頭の中で心配事を無駄に、探し回っているのは変わっていません。

それは変わらないのです。が、ここで強調したいのは、頭の中で心配事をちらついても、それによって気分が落ち込むということが減っているということです。

以前だったら、みつけた不安にとらわれて、一歩も行動できなくなります。

それが薬の効果が続いている間は「マイナス思考にひきずられて、そのまま負のループへ」というのが圧倒的に減りました。

相変わらず一人で夜に家にじっとしていると、心配事を探し回るクセは相変わらずなのに、落ち込まないのは薬の効果!

「人の目を気にする」自分にうんざり。これって一生治らないの? 「人の目なんか気にするな」って言っちゃえば、それで終わりだけど「じゃあ気にしません」で済まないから厄介ですよね。 ...

 

気づける(気が利く?)ようになった

職場で促されるまで、気づかないほど気が利かない人間だった自分。

そんな自分が、促される前に自ら、行動したのです。服用後2ヶ月たってくらいのときでした。

職場のひとも、少し驚いていたように感じます。

それまでが「気が効かなすぎた」のかもしれないけど…

 

一方的な「おしゃべり」がなくなった

前は、相手を困らせるほど、一方的にしゃべってしまって、困った顔をさせることが多かったです。

そんな衝動的にまくしたてて困らせる事態が、ずいぶん減りました。

無口になったとも、いえるかもしれません。

これもストラテラの効果?

どういう原理かは分からないのですが、ストラテラを飲むようになってから、鼻炎が消えました

とくに起床直後は、何回かんでも鼻水が止まらないくらいなのですが、薬をのむと鼻水は止まります

起床直後の鼻水現象は、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいっていないことで、起こるものみたいです

ちなみに、薬を飲み忘れると、鼻水をずーっと噛むことになります

ADHDの薬を効果的にするには?

1年くらい試行錯誤した結果です

飲む時間を調整する

【実体験】ADHDの薬(ストラテラ)を飲むと、どんな副作用が?にも書きましたが、ざっくりと。

飲み始めてから1年半たちますが、その間「3回」くらい、飲む時間などを変えてみて、現在は昼食後の14:30に飲むようになりました。

  1. 朝食後:1錠、夕食後:2錠(継続期間:3週間)
  2. 朝食後(8:00)に3錠(継続期間:1年)
  3. 14:30に3錠 ←イマココ

「そもそもイチバン、薬の効果が現れてほしいのはいつなのか?」と自分に問いて、その2時間前に飲むようになりました。

そもそもイチバン、薬の効果が現れてほしいのはいつ?

※2時間前というのは、飲んでから1〜2時間後に吐き気や、えづくなんどの副作用がでるためです

水の量や食べる量をいろいろ変える

飲む水の量や食べる量もいろいろ、変えてみました。

  • たくさん食べて + 水もたくさん = 効き目が薄い?(吐き気なし)
  • 普通量を食べる + 水もたくさん = 効き目がそこそこ(吐き気なし)
  • 少なめに食べる + 水をたくさん = 効き目が抜群(ムカムカする)

薬(ストラテラ)を飲む前に、たくさん水を飲む

参考までに自分の場合、いま服用しているパターンを記載します。

  1. お昼ごはんを、普通〜多めに食べる
  2. 食後2時間くらいに薬を飲む
  3. このとき薬を飲む前に、水をひとくち飲んでから

※3錠一度ではなく1錠のむごとに、水をひとくち含みながら飲んでいきます

このパターンになるまで、1年くらい試行錯誤しました。

それまでは朝食後に服用していたのですが、上記のパターンで、

  • お昼にお腹好かない
  • 朝食をたくさん食べて胃痛になる
  • 夜にマイナス思考で落ち込む

などの問題が解決しました。

くわしい経緯は以下の記事にも記載してあります。

ストラテラでどんな副作用?
【ストラテラ】副作用に振り回された(10個も)それでも飲み続ける大人になって初めてADHDと診断された、ぷり子@puriko_adhdです。 仕事しながら、薬(ストラテラ)の副作用と付き合ってき...

ADHDの薬の効果で最大の発見

「こんなこともできない」のは、努力不足?

ドラえもん「努力が足りない」

事務として働いてるとき「わたしじゃなくても、できる仕事だよなあ。でもそれすらできないなら、それより高度な仕事はもっとできないよな」と、自分に言い聞かせて、働いていました。

仕事で同じミスを何回も繰り返して、何度教えても同じことを繰り返す「ダメなやつ」って迷惑そうにされてるのが本当にツラかった。

だから必死になって、仕事の効率をあげるための本を読んで勉強したりしました。

それでも一行によくならない。

ここまで努力してもダメって、本当にもうなんなの?

ってうまくいかないことに、苛ついてた。

しかもその後「会社からミスが治らなければ、クビにする」って脅されたので、自分から辞めました。

あんなに努力したのにダメって…本当にどうしたいいのだろう?

正直、自分で自分にお手上げでした。

できないものは、できない

できないものはできない

その後、ADHDのひとの「脳の仕組み」を解説している専門書をよんで「できないものはできない」という結論に至りました。

本人の努力不足じゃなくて、脳の発達が違うことで、そうなっているんだ

これは薬を一度でも飲んでみないと、わからないことです。

薬を飲んでると”えづいたり、吐いたり”など、薬の副作用に苦しむこともあります。

それでも飲みつづけるのは、心配事に気を取られすぎて、なにも行動できないよりはいいからです。

薬品会社のかたをもつわけじゃない。それでも伝えたいのは、

薬を飲んで、長年自分を責めていたことから、開放されるひともいるということ

です。

本人の努力不足だ、とか主張するひとに、ハッキリと伝えたいです。

薬を飲んでみないと、自分の頭のなかがフツウと違うということには、気づけなかった

これだけは真実です。

おわりに

わたしは薬を飲んで、はじめて自分の脳の特性に気づけました。

だからといって「これだけ大変だったのだから、助けてよ」っていいたいわけではありません。

けれど「脳の特性が異なっている」という事実はたしかにあって、そんなフツウとは違うという事実にどう向き合っていくのか、を考えなければなりません。

そのサポートのひとつに薬があるということを、もっと理解してほしいです。