発達障害の改善

【ADHD】不注意型の女性はグレー?診断は男子基準…女性の特徴とは

不注意型ADHDの女性はグレー?女性の特徴とは

「大人になって自分が不注意型のADHDという診断を受けてからずっと「どうして誰も気づいてくれないの?」という思いがずっと、渦巻いている…衝動性や多動性よりも「女性」のADHDにみられる特徴ってないの?」

こんにちは、ぷり子@puriko_adhdです

わたしは26歳で不注意型の発達障害(ADHD)と診断されるまで、ずっと

「自分は何かおかしい?」「どこかフツウとは違う気がする」

という違和感を抱えていました。

でも、その違和感があまりに曖昧すぎること、そしてできないことが多いのは「自分が怠けているせい」と捉えていて、ずっとひとりで抱えていました。

おとなしい女の子だったためか、誰にも気づかれないまま、大人になってしまい、職場でミスを連発する事態を生むまで、自分がADHDであることに全く気づきませんでした。

大人になってADHDとわかったいま

どうして誰も気づいてくれなかったの?

と、”やるせなさ”でいっぱいになるときがあります。

そんな行き場のない想いを抱いているひとの参考になればと書いています。

不注意型ADHDの女の子はなぜ、見逃されるのか?

不注意型のADHD女性は、大人になるまで本当に、わからないことだったのでしょうか?

女性の場合、幼少期から「不注意」が目立つが、障害と思えるほどではないことが多い。この段階ではADHDになかなか気づかない 出典:宮尾益知「女性のADHD」p,10

ADHDの診断にはDSMやICDといった診断基準が用いられますが、それはADHDの平均的・中核的な特性をまとめたものであり、主に男子のケースを対象としています。1)出典:宮尾益知「女性のADHD」p,12

女性のADHDの専門家が少なく、診断しても基準を満たさないという理由だけで、適切な治療も受けられないひともいます。

以下に診断基準にあてはまらないけど、ADHDの女性に見られる特徴を挙げました。2)出典:宮尾益知「女性のADHD」p,12

診断基準には当てはまらないが、ADHDの女性にみられる特徴

  • 内気で恥ずかしがり屋
  • 自分から動いたりしゃべったりしない
  • いろいろと考えすぎて、時間がないなかに用事をつめこんでしまう
  • 動作や反応が遅い
  • なにをするにも時間がかかる
  • なかなか決断できず、結果的に衝動的な判断をしてしまう
  • 昼間はいつも眠そうにしている
  • 夜は考え込んでしまって眠れず、睡眠も浅い
  • まわりの人に認められたいと思っている
  • 自分に対する評価を気にしてしまう

羞恥心が強い女性のADHD

ADHDの女性には、多動性・衝動性というイメージから程遠く、じっとしていて恥ずかしがり屋のひとがいます。3)出典:宮尾益知「女性のADHD」p,42

羞恥心のおかげで必死に勉強

わたしは人一倍、羞恥心が強いです。

そんな羞恥心のおかげで「勉強もできない」のが恥ずかしく、必死に勉強してきました。

それでも勉強している割には、いい点数にはいたらず、平均点くらいでした。

羞恥心からミスしない方法を読み漁る

大人になるまで不注意型のADHDと気づかないままでしたが、事務職でミスを連発し、職場のひとからツマミもの扱いを受けました。

その出来事で「大人になってまで、こんな簡単なことができないなんて、恥ずかしい」と羞恥心を感じ、必死に「仕事のミス」がなくなる本を読み漁りました。

それでもミスが治らない…

こんなに努力しているのに、どうしてできないのだろう?

 

不注意型のADHDと気づかない頃

どうして自分はこんな簡単なこともできないの?

小さい頃は、年を追うごとに「できないこと」が増えていきました。

そんな「できない自分」を恥ずかしく感じ、誰にも言い出せず、ひとりで抱えて途方に暮れていました。

なにをやっても、どんくさいわたしは、周りからも、仲間はずれにされたり、同情の目で見られたり。

なのに、フツウの人間としての能力を求められる

当時は、できないことを受け入れてもらえないフラストレーションを抱えていました。

ADHDの女の子の特徴ばかり

いま思い返すと小学生の頃、わたしはADHDの女の子の特徴ばかり持っていました。

  • 授業中、ぼんやり空想している
  • 一方的なおしゃべりが止まらない
  • 忘れ物が多く、全教科の教科書をランドセルに背負って登下校
  • 友達がうまく作れない
  • 運動音痴
  • 不器用すぎて家庭科で、針に糸が通せない
  • おっちょこちょいが多い
  • 異常なほど感受性豊かで、すぐ泣く

「なにかがおかしい…」と思いながらも、不登校にならないギリギリの状態で学校に通っていました。

そんななか小学校5年生から、はじまった家庭科で簡単なナップザックをつくることがありました。

不器用だったわたしは、ナップザックが出来上がる順番がクラスで一番最後に。

周りからしたら些細なことなのに、わたしは学校で顔を机に伏せて、泣いたのをよく覚えています。

そのとき泣いたのは、裁縫ができなかったからではなく、

運動音痴、友達もうまく作れない、勉強もフツウより下。挙げ句、裁縫もできないって。もう、できないことが多すぎる!

「どうして自分はこんなに、できないのだろう?」

クラスを飛び出す子と同じ発達障害(ADHD)

クラスで教室を飛び出していく子供を先生が叱っているとき、気が小さいわたしは、教室でいつもビクビクしていました。

自分が怒られているワケでもないのに、自分のことのように感じて、ひたすら怖がっていました。

そして今、自分も叱られていた子と同じ発達障害(ADHD)であると知って

「どうして、誰も気づいてくれなかったの?」

と、やるせない気持ちになっています。

みんなの授業の時間を中断してまで、先生はしょっちゅう、飛び出す子を叱っていました。

1年間の授業のうち、朝の1時間は、いつもその子を叱る時間でした。

みんなの時間を奪っている子供には手をかけてもらえて、ひたすら大人しくしていた子供がADHDであることには誰も気づいてくれない。

大人になって、仕事でミスを連発して、職場で「あの子、おかしいんじゃないの?」といわれるまで、気づかれない。

周りに迷惑かけないように大人しくしていた子が、後出しジャンケンのように「フツウとは違ってました」なんて、そんなのアリ?

 

不注意型の女性のADHDは、自己評価が低い

不注意型ADHDでもとくに、女性は大人になるまで発達障害(ADHD)であると気づかれず、いままで苦しい思いをしています。

そして大人になってから、いまさらフツウとは違っていたなんて、いわれても怒りや悲しみに打ちひしがれるのは当たり前。

その抱いた感情は否定せず、そっと受け止めてあげてください。

女性のADHDのひとは、自己評価が極端に低く、いつも自分を責めてしまいます。

一生懸命やっているのにうまくできず、集中も途切れてしまって、周りから叱られる。その繰り返しで自己評価が下がっていく 出典:宮尾益知「女性のADHD」p,12

意識して自分のなかに生まれる感情を肯定する

わたしは、ずっと自分を抑えて否定して生きてきました。

「こんなこともできないなんて…」

「一生懸命やったのに、自分はサボっているのだろうか?」

「普通の人よりも劣っているのだから、頑張らないと」

自分がイチバン傷ついていることを見ないふりして、心の声、感情を無視してきました。

そして、いまこれまで生きてきたなかで、感じていた違和感の正体がわかって、やっと自分を受け入れられるようになりました。

わかったところで、どうにもならないと思うとか、いろいろ無念な感情もあります。

それでも、自分の感じる感情を否定せず、自分を受け止めてあげる努力を意識してするようにしています。

この記事のまとめ
  • 女性のADHDが見過ごされるのは、診断基準が男子を対象につくられているから
  • 女性のADHDの特徴は診断基準とは別に挙げられている
  • 女性のADHDは大人になってわかるひとが多く、やるせない気持ちになる
  • そんなときは、自分のなかで生まれる感情を否定せず、意識して肯定する

References   [ + ]

1, 2. 出典:宮尾益知「女性のADHD」p,12
3. 出典:宮尾益知「女性のADHD」p,42