発達障害の仕事

【視覚優位】ADHDの適職を認知特性から考えると、突破口になる

視覚優位のひと
  • 認知特性ってなに?
  • 視覚優位だけど、適職って何だろう?
  • 自分の強みを知りたい

こんな疑問をお持ちのあなたへ。

こんにちは、ぷり子@puriko_adhdです。

この記事では「視覚優位」の事例を中心に、認知特性から適職を考えていきますが、その前に発達障害を「凸凹」と表現する意味を正確にご存知でしょうか?

私は、自閉症で有名な「テンプル・グランディン」の脳のスキャン画像をみて初めて、本当の意味で理解しました

脳では発達の初期段階で、ある部分に損傷を受けると、ほかの領域が補おうとする仮説があります1)出典:自閉症の脳を読み解く どのように考え、感じているのかp,49

何が言いたいかというと、脳に凹んでいる部分があるということは、必然的に「凸」の部分も間違いなく存在するということ。

「凹(できない)」がある

=「凸(できる)」が確実にある

 

認知特性を知ると適職の突破口になる

目と耳と口

認知特性には3つのタイプがあります

  1. 「視覚優位」
  2. 「聴覚優位」
  3. 「言語優位」

視覚優位とは

  • 映像を思い浮かべながら話す
  • 映像は言葉よりも情報量が多いため、多くのことを言葉で表現しようとして、早口になる
  • 話が飛ぶこともよくある
  • 視線は上を向くことが多く、思い浮かべている映像を表すような手振りが多くなる
  • 本を映像として記憶するフォトリーディングもこの手の発展系

 

聴覚優位とは

  • 言葉を大切にして話すため、理論立てて話すことが多い
  • 視線は横を向くことが多く、耳や顎に手をやることが多くなる
  • 難しい話題でも、一度聞くと理解できる
  • ダジャレや人の言葉尻を捉えるのが上手い
  • 音色や音階といった音楽的イメージを脳に入力する
  • 音楽を一度聞いただけでメロディを口ずさめる
  • モノマネや外国語の発音も上手

 

言語優位とは

  • 文字や文章を映像化、または図式化してから思考する
  • 他人の何気ないひと言から鮮明なイメージを抱くこともある
  • 比喩表現などが得意
  • 初対面の人を名刺の文字で覚える
  • ノートをわかりやすくまとめるのが上手い

 

こんな特徴を踏まえて、自分の優位な部分がどこなのか診断してみると

視覚優位かどうかの結果

 

「視覚優位」でした。ちなみにツイッターで自分の特性について、どう認識しているかを聞いてみると

「視覚優位」が多いという結果になりました。なのでここからは「視覚優位」の事例を中心に取扱っています

「自分の認知特性なんて調べたことないよ」ってひとはクリックすると、診断ツールに飛びます↓視覚優位なのか分かる診断テスト

認知特性の診断結果に違和感?

けっこう診断してみたひとで多いのが

診断結果がいまいち、ピンとこない…?

ということ。この理由として考えられるのが

  1. 凹んでいる部分を経験で修正しているケース
  2. 凹んでいる部分を脳が修正しているケース

があります

②の方は、冒頭でも述べたように「脳には発達の初期段階で、ある部分に損傷を受けると、ほかの領域が補おうとする」仮説があります

そして①の方ですが、視覚優位の例でみると

  1. 写真(カメラアイ)タイプ
  2. 三次元映像(3D)タイプ

の2つがあって、写真で記憶するタイプと、空間認識能力が高いタイプになります

ですが実際のところ、空間認識能力は持っていなくても、作業内容によって発達します

アメリカの家畜場の1/3を設計したテンプル・グランディンは、自分で設計した機械が実際に動作している光景を想像して仕事に役立てていましたが、視覚優位のテスト結果では「カメラアイタイプ」でした2)出典:自閉症の脳を読み解く どのように考え、感じているのかp,224

テストの結果に疑問を抱いた彼女は、検査した担当者に確認すると、設計した機械を自由に動かしていると思っていたが「画像をコマ送り」にしているとのこと。

もともと空間認識能力が高いひとが描く絵をみてみると

空間認識能力が高いひとが描く絵作者:Cinta VidalAgulló

すごいですね。

ちなみに小学生のとき、絵が下手で空間をうまく表現できなかった私は、ゴッホの絵に親近感が湧きます

ゴッホの部屋の絵

 

視覚優位って結果が出ているけど、実際「音」にも敏感だけど?

最近「ノイズキャンセリング・ヘッドホン」をつけるようになってから、思った以上に音に敏感だったことに気づきました

この点に関して、聴覚刺激と視覚刺激を混同していることが考えられます

ふつうの人は、音や声を聞いているときには、脳の視覚野の活動が低下する。ところが、機能的MRIを使った2011年の研究では、自閉症の人は、音の刺激を受けているときに、視覚野がふつうの人より活性化しつづけていた。ということは、音を聞きとろうと耳をすましているときでさえ、視覚刺激に気をとられて頭が混乱しているのだ。(出典:自閉症の脳を読み解く どのように考え、感じているのかp,132)

 

認知特性から「適職」を考える前に

次の章で、参考に「認知特性」をふまえた適職リストを載せていますが、実際のところ、現代は複業の時代になりつつあります

あちこちで言われていますが、さまざまなツールのおかげで「個人が発信できる」現代。

なので「適職」という型にはまった考え方よりも「掛け合わせ」がキーワードです

また、これまであると安心だった「終身雇用」でしたが、これからはスキルになります

 キーワード:掛け合わせ、スキル

 

掛け合わせるときに持っておくと役に立つスキルが

  • プログラミング
  • マーケティング
  • デザイン
  • ライティング
  • 英語
スキルを全部イチから覚えるなんて…

そういうときは先に、自分の「好き」「強み」「価値観」を見つけて、その価値観を伝えていくにはどうすればいいだろう?みたいに考えると、覚えなきゃいけないものから、必要だから覚えようになります

覚えなきゃいけないツール

価値観を伝えるために使いこなしたい→「覚えよう」

 

また「飽きっぽい」という多動の傾向が強いなら、好奇心を利用するといいかもしれません

ただここで、注意してほしいのは、ある程度は「続ける」ということ

続けてみてダメだった。じゃあ向いてないっていうのが理想だけど、実際続けるのってハードじゃない?

続けるって大変ですが、続けられないことが何度もつづくと「なんてダメなやつなんだ」と、やる気を失う可能性もあります

そういうときは続ける技術を先にマスターしてしまいましょう

 

キーワード:価値観、コンセプト、続ける

 

いまって発達障害のような多動が重宝される時代になってきています

いわれたことをやっていればいい時代じゃなくなってる現代では、自分の「強み」を見つけて、必要なスキルを手に入れることが大切です。

そして、そのスキルを手に入れるのに必要なのは続ける習慣になります

ちなみに私は、絵とか描きたいけど、下手で自信なさすぎるので、自己肯定感をアップさせるためにこのブログを書いてます(汗

それと「強み」は1つに絞らないといけないっていう訳でもなくて、仕事も「適職」っていう枠にハメて考えると、「できないこと」に目が向いてしまいます

それよりも「強み」に目を向けて、たとえ1000人しかいないニッチなジャンルでも、対面して仕事になることは可能な時代です

認知特性から考える適職

最後に適職ですが、繰り返しになりますが「適職」という枠にハメずに、その職業の「好き」と思う要素に注目して参考にすることをおススメします

テンプル・グランディンは自閉症の脳を読み解く どのように考え、感じているのかのなかで、思考タイプを3つに分けました

参考までに「AIに取って代わられる仕事」の特徴を述べておくと、ビッグデータでパターン化が可能な仕事であることが挙げられます

画像で考える人に向く仕事

  • 建築と高額の製図技術者
  • 写真家
  • 動物調教師
  • グラフィックアーティスト
  • 宝飾品/工芸品デザイナー
  • ウェブデザイナー
  • 獣医
  • 自動車整備士
  • 機械整備士
  • コンピュータのトラブル窓口係
  • 舞台の照明監督
  • 工業オートメーションの設計士
  • 造園設計家
  • 生物学教師
  • 人工衛星による地球画像の解析者
  • 配管工・暖房・換気・空調技術者
  • コピー機の修理技師
  • 視聴覚機器の技術者
  • 溶接工
  • 設備技師
  • 放射線技師
  • 医療機器の修理技師
  • 工業デザイナー
  • コンピューターアニメ製作者

言語・事実で考える人に向く仕事

  • ジャーナリスト
  • 翻訳家
  • 専門小売店
  • 司書
  • 証券アナリスト
  • 原稿整理編集者
  • 会計士
  • 予算アナリスト
  • 簿記係
  • 記録管理者
  • 特別支援教育の教師
  • 図書の索引作成者
  • 言語療法士
  • 在庫管理の専門家
  • 法学研究者
  • 自動車販売店の契約専門家
  • 歴史家
  • テクニカルライター
  • 銀行の窓口係
  • ツアーガイド
  • 案内係

パターンで考える人に向く仕事

  • コンピュータープログラマー
  • エンジニア
  • 物理学者
  • 音楽家・作曲家
  • 統計学者
  • 化学者
  • エレクトロニクス技術者
  • 音楽教師
  • 科学研究者
  • 数学データの検索アナリスト
  • 投資アナリスト
  • 保険数理士
  • 電気技師

 

クリックすると、診断ツールに飛びます↓

視覚優位なのか分かる診断テスト

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References   [ + ]