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女性的な「男性」がアスペルガーに多い理由

女性的な男性と男性と女性

こんにちは、大人になってから発達障害と診断された、ぷり子@puriko_adhdです

最近、ブログに書くために、いろんな資料を見ているとよくある「アスペルガーは男性に多い」っていう説にすごく疑問を感じます

なんとなく「女性のアスペルガー」が表面化していないだけじゃないかのように感じていて、事実バロンコーエンの「自閉症は極端な男性型の脳」という理論への指摘は数多く報告されています

そもそも、アスペルガー男性に「女性的要素」が多くみられるのはなぜでしょう?

ある実験では、自閉症が両方の性別において「男性化」によって特徴づけられるのではなく、ジェンダー反抗的障害を示しているのではないかと報告されています

女性的な男性がアスペルガーに多いのは

バロンコーエンの「極端な男性脳」は自閉傾向の強いひと(アスペルガー)の女性が男性的特徴をもつことを説明しています

が、その反対「アスペルガー男性が女性的傾向を強くもつこと」に対して、説明不足でした

ですが、アンドロゲンの影響でアスペルガー男性が女性的特徴を有することが説明されています

ちなみにアンドロゲンとは「男性ホルモン」のことを指し、紛らわしいですがぜんぶで3種類あって、そのうちの1つがよく耳にする「テストステロン」です

男性ホルモンの種類

アスペルガーの性別について行われた実験では、高機能性自閉症(アスペルガー)と定型発達(性別一致)の成人50人の

  • 血清ホルモンレベル
  • 人体測定
  • 右手と左手の「第2〜4」の指の長さ(2D:4D)※
  • 精神症状

などを調べました1)出典:極端な男性の脳の再訪:ジェンダー(自閉症スペクトル障害を有する成人の一貫性

※人間の指の第2桁と第4桁の長さ(2D:4D)の比にホルモン濃度に関係していることが分かっています(男性では2D:4D = 0.98を意味し、すなわち薬指は人差し指よりも長く、女性では2D:4D = 1.00を意味する、すなわち第2桁と第4桁は等しい長さになる傾向があります2)出典:「2番目から4番目の桁の長さの比率:精子数とテストステロン、黄体形成ホルモンとエストロゲンの濃度の予測因子」

 

結果は、アスペルガーをもつ女性は、女性的な特徴をもつものの、定型発達の女性よりも

  • 男性ホルモンのレベルが高い
  • 女性の顔面特徴が少ない
  • 頭囲が大きい

など、いくつかの男性化された特徴がみられました

一方、アスペルガーの男性は

  • より少ない「男性の身体特性」や「声質」を持つ
  • より男性性の低い「2D:4D比」を示した

など、女性的な特徴がみられました

この結果を受けて、アスペルガーが「男性化」によって特徴づけられるのではなく、ジェンダー反抗的障害を示しているのではないかと、報告。

この実験で、アスペルガー患者の「性的不一致」が予想されることを強く示しており、広汎な自閉症表現型の一つの反映とみなされるべきである、という結論に至っています

References   [ + ]