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メンタル

森田療法の読書会に行ってきた体験記

森田療法の読書会

森田療法の読書会(2019/8/11開催)に行ってきました

読書会を開催してくれたのは、以前記事にも書いたありぞなちゃん

 

正直、読書会って、国語の授業みたいで、頭に入ってくるのかな?と思っていましたが

(ADHDの特性で、キーワードから連想が始まり、授業している先生の声が入ってこなくなるので「座って何かを聞く」というのが、とても苦手)

 

なんというか、勉強というか「座学が楽しい」と初めて思いました

 

 

読書会の雰囲気も、優しくて心地よく、本当に神経症というか、強迫観念に悩む人たちは優しいな〜とも。

 

(和室だったので、寝転がって話したりしても良さそう、とも思ったり。動きながら聞いてる人もいたし)

 

この記事は「森田療法の読書会に行きたかったけど、参加できなかった〜」という人に

読書会の雰囲気を伝えながら、読書会のなかで

いまの時代に沿った具体例を使いながら、森田療法の独特の用語を噛み砕いてくれたことを残そうかなと思います

 

森田療法の用語解説「とらわれ」とは

「とらわれ」とは、目的が曖昧のまま「○○しなきゃ」にとらわれてしまうこと

 

例えば…

  • いい大学、いい会社に入らなくては
  • 家事をしなくてはいけない
  • 断捨離しなくては
  • リラックスしないといけない
  • 緊張してはいけない
  • 親を憎んではいけない
  • 自己肯定感を高くしないといけない

 

これらは、ぜんぶ「とらわれ」なんだそう(いくつか目からウロコ)

 

たとえば家事の例で「掃除」について掘り下げると

「清潔にしないと」という、とらわれになっています

 

けど、部屋をキレイに保つことが人生のすべてではないでしょ

 

森田療法の用語解説「精神交互作用」とは

この用語を聞いただけで、ピンとくる人は少ないのかな、と思います

(イメージしずらい用語)

 

読書会のなかで、ジェスチャー(手元にあったドリンク)を使って、解説してくれたので、シックリきました

 

例えば、人前で発表するとき、飲み物を持つ手が震えている、とします

 

その震えを抑えようとすればするほど「手の震え」に意識が集中してしまう

 

けど、手が震えていようが、大勢に自分の言いたいことが伝われば、それでいい、と。

 

 

 

心や汗、動悸はぜんぶ止められないもので、自然に出てくるものをどうにかしようとすることはできない

 

ちなみに「とらわれ」はみんな程度は違えど、持っています

 

けど、ここで指す「とらわれ」は社会生活に影響するほどの問題行動のこと

(例:「外に出られない」「出社できない」など)

 

森田療法の用語解説「はからい」とは

例えば「何度も鍵をかけたか確認しに家に戻る」とき

「確認しに戻る」という行為が「はからい」に当たります

 

その人は「心を安心させるため」に戻っていて、

 

「完璧に安心したい」ために、家に引き返しています

 

けど

完璧な安心完璧なメンタルなんてない

 

 

現実を避けるために問題を簡単な方にズラしている=「はからい」

 

森田療法の用語解説「恐怖突入」とは

先程の「はからい」に絡めて、恐怖突入をしたときの実体験を伝えたいと思います

 

わたしにとって、森田療法を読んだ直後に、意識してやってみた「恐怖突入」は

森田療法のDiscordラジオで声を発したことでした

 

ブログを書いてツイッターで発信したときも「恐怖突入」でしたが、いろんな人が見たり、聞いたりする場で、何かを発言する

 

それはとても緊張するし、怖いです

 

けど「怖い」と思うけど、やってみたい、それが「森田療法の恐怖突入だ!」と思い、発言。

発言中はとても楽しかった

 

けど、終わった瞬間、自分の発言に落ち度がなかったか、不安でいっぱいになりました

 

そして

「あのときの発言、場を乱してなかった?」や「恥ずかしい」

 

という気持ちに苛まれ

「もう、あんな思いしたくない」

と強く思い、森田療法のDiscordからは遠ざかっていました

 

けど、それが「はからい」だったんです

 

(自分では気づけず、ありぞなちゃんに指摘されて「はからい」に気づけた)

 

この場合「恐怖突入」が失敗したというより

「完全欲」にとらわれていました

この完全欲も「何もない自分」への不安が発端であったように、いまは思います

 

ありのままの自分ではダメだという感覚が、自分に付加価値を足さないと存在価値がないように思える

この自分が存在することへの不安を解消するには

「これ言ったらなんて思われるのだろう?」という心の奥底に秘めた気持ちを打ち明けて

「そんなの誰でもあるある」と言ってもらえることなんだと実感します

 

森田療法の用語解説「目的本位」とは

目的と聞いて、ピンとくるひともいれば、わたしみたいに、ピンとこない人もいると思います

 

「なぜピンとこないのか?」

 

自分の感情を抑圧している人、自分がどうしたいのかよりも、誰かの気持ちを優先してしまう人に多いんです

 

これは自分の意思で選択してこなかった「自分が悪い」というより

 

自分の意思が他人(ありがちが親)の意思だと思い込む環境にいたことが原因です

 

わたしの親はとくに目立った問題はないのですが、幼少期の失敗経験を良しとされなかったなど

本当に些細なことでも自分の選択に自信が持てなくなります

 

(「自分で選ぶ=失敗」という認識が育つ)

 

自分で「やりたいことを選ぶ」という感覚を忘れ、自分がどうしたいのか、分からなくなります

「自分がどうしたいのか?」

 

聞かれたことがないし

 

「自分がどうなりたいか?」

 

と言われても考えたことがない

 

…だから「目的」という単語がピンとこなかったんです

 

無意識に自分の感情より、周りの感情を優先してしまうクセがある場合、

意識して「自分は本当にやりたいの?」と自分に聞くようにしたらいいと思います

 

 

森田療法の用語解説「あるがまま」とは

社会生活に支障がでる問題行動の

「不安・恐怖・恥ずかしい」を置いておく

好き勝手があるがままじゃない。このあるがままに行動をプラスすることが、森田療法の本質

 

「あるがまま+行動=森田」

 

 

 

ちなみに参加してくれた方のなかに、森田療法の何もしない10日間を過ごす「絶対臥褥」を経験された方がいました

 

絶対臥褥…森田療法の入院治療の最初に行われる治療である。患者は個室で一週間、ベッド・布団の上で過ごす・この間、一切の気晴らしごとは禁止である)

出典:絶対臥褥(ぜったいがじょく)|広小路メンタルクリニック

 

その方は、そこで「何もしない」ことに興味をもつようになったそう

 

それで思ったこと。

以前、「何もしない入院生活は、精神的に相当きついものがあるのではないか?」と指摘されたことがありました

 

なので、「何もしない生活」をするとどうなるかを質問すると

 

意外と何も変わらない。そこを実感するためなの

 

 

以上、解説を交えながら、教えてくれたことを伝えてきました

 

8人前後という小規模な読書会で、和室で座りながら、テーブルを囲んで、森田療法の用語解説を聞いたり話したり。

作ってくれたシフォンケーキとジャムを食べたりして、のんびり過ごせる空間が心地よかったです

 

(個人的に、初対面の人ばかりの中、自分の人に言えなかった「恥ずかしい」体験を話せたことがめちゃくちゃ嬉しかった。少し前の自分なら考えられない…)